花き生産供給力協会協議会では、近年性能が向上したLED光による補光技術による高品質花きの安定生産技術の確立に資するための調査研究を昨年度から実施しています。
今年度も引き続き、LED光の効率的・効果的な照射時間・照射時間帯,波長別生育促進及び抑制効果の解明,技術導入による経営への影響等の調査項目について、静岡県立農林環境職業専門大学を中核機関とした共同研究方式で実施しますので、参加を希望する試験研究機関は下記実施要領を確認の上応募して下さい。応募はメールで受け付けます。
1.募集する調査研究の概要
(1)対象品目
カーネーション
(2)調査項目
1.品質向上効果の高いLED光源・照明器具の特定と生産実証技術の構築
2.LED補光の利用方法(照射期間、照射時間帯等)による生育制御・品質向上技術の検討
3.LED補光がカーネーションの生育・開花に及ぼす効果の地域間差
4.LED補光導入生産者による経営評価
5.LED補光を利用したカーネーションの高品質経営モデルの構築
※上記課題のうち2課題以上取り組むこととし、応募申請書には当該課題についてのみ記述する。
(3)委託費
700,000円を限度とする
2.研究・調査実施期間
令和3年6月(契約日)~令和4年3月10日
3.応募資格
① LED光照射による栽培効果に関する知見を有する大学(大学院を含む)、地方公共団体の研究機関等
② 研究の企画・立案及び進行管理を行う能力・体制を有するとともに、研究代表者、経理責任者を設置していること
③ 静岡県立農林環境専門職大学短期大学部稲葉教授を主査とする共同研究形式で実施することを了承する者。共同研究は、昨年度以前から公募により委託研究を行っている静岡県,愛知県及び兵庫県の各試験場と委託研究契約を締結し引き続き実施する予定。
6.公募機関数
1機関とする
7.補助対象経費
ア 直接経費:調査研究に直接必要な経費
① 人件費:研究員等の人件費。ただし、国又は地方公共団体からの交付金で常勤職員の人件費を負担している法人(地方公共団体を含む)については、常勤職員の人件費は計上できない。
② 謝金:補助事業者以外の学識経験者等からの研究協力等に対する謝金。
③ 旅費:研究にかかる国内への調査旅費、検討会出席旅費
④ 調査・研究費
ⅰ)機械・設備等
原型のまま比較的長期に反復使用ができるもので、取得価格が50万円未満または委託金額の2割未満のどちらか低い金額を限度とする。設置工事費(いずれも消費税込み)を含む。
新たにハウス内に試験研究のための照明器具を設置する際に必要となる分配器、タイマー、制御盤、屋内配線に要する経費。
ⅱ)借料及び損料
機械・設備・備品等の借用料等
ⅲ)消耗品費
機械・設備・備品費に該当しない物品。
ⅳ)印刷製本費
報告書、資料等の印刷・製本にかかる経費
v) 賃金
調査研究に従事する研究補助者等の賃金
vi)雑役務費
調査研究に必要な加工・試作・分析等の外注費
8.公募期間
令和3年5月10日(月)から令和3年5月14日(金)16時00分まで。
9.委託先機関の決定
公募期間終了後、当協議会内において委託研究先選定委員会を開催して決定したのち,速やかに応募者に対して連絡します。
9.問い合わせ先:
花き生産供給力強化協議会事務局 一般社団法人日本花き生産協会 寺島
e-mail: jfga@mx3.alpha-web.ne.jp 電話:03-3663-7277 FAX:03-3668-9301