令和元年度次世代花き産業確立推進事業 生産供給体制強化事業に関する調査研究公募は締切ました。ご応募ありがとうございました。
花き生産供給力強化協議会(事務局:一般社団法人日本花き生産協会)は、標記農林水産省補助事業の実施にあたり、その一部について調査研究対象を設定したので、実施機関を公募します。
1. 事業概要
低迷するわが国の花き業界の活性化と業績の回復のためには、国産花きの強みを活かした高品質な花きの供給体制を強化し、消費者に「国産」であることの良さを伝えていくことが不可欠である。このため、当協議会では、昨年度から環境制御生産技術を導入して計画的かつ安定的な出荷を実践している生産者の栽培実態調査を開始し、その効果について検証をはじめたところですが、更なる生産の安定化・高品質化及び品質の高位平準化を図るため、本年度からLED光活用の実用化促進のための調査研究を実施します。具体的には、①既に一部で導入が検討されている高輝度LED照明による高品質安定多収技術、②波長の違いによる生育制御・高品質化技術及び③植物体のLED光感応特性について調査研究を行い、高品質な花きの安定生産供給体制の強化とコスト低減の両立を実現する新技術の実用化を目指します。
既に、複数の公設試験研究機関及び大学等教育機関等において、LED光の農業分野での活用についての研究が行われていることから、これまでに得た研究成果を活用して調査研究が加速化し、早期の実用化が実現することを期待して、ここに当協会の調査研究対象を公募し、研究の全部又は一部を委託します。
2.公募調査対象
(1)調査対象品目
輪ぎく、スプレーマム、カーネーション、バラ
(2)調査項目
① 高輝度LED照明によるハウス内花き品質向上への効果の検証
ア 高輝度LED照明器具による品質向上効果の検証
イ 効率的照射方法(光源規模、照射時間等)の検証
ウ 品質向上効果と投下コストの経営的効果分析
※ 本項目の採択にあたっては,既に一部地域で導入が検討されていることから、④について同時に取組むことを条件とする。
② LED光利用による生育制御技術等の確立
ア 波長の異なるLED光による生育への影響の相違
イ 適切なLED光波長領域の生育制御利用法の検討
ウ LED光の波長の特性を活用した高品質安定生産技術の検証
③ 効率的なLED照明効果を得るための感応特性の検証
④ 各地域におけるLED補光導入生産者のほ場における導入効果分析
3.公募期間 令和元年7月23日(火)から7月29日(月)16:00まで
4. 公募要綱、応募様式等
別紙参照 または https://www.jfga.or.jp/
応募書類の提出先
応募書類はメールでの送付のみ受け付けます。
花き生産供給力強化協議会事務局 一般社団法人日本花き生産協会 髙橋 寺島
e-mail: jfga@mx3.alpha-web.ne.jp
電話:03-3663-7277 FAX:03-3668-9301
5.採択課題の決定・公表 令和元年7月下旬
6.注意事項
・調査・研究計画の調整及び契約事務に10日程度かかります。
・調査・研究開始は8月下旬を予定しています。
・なお、調査・研究に早期に着手できるように、以下のURLに申請書の様式を掲載していますのでご利用ください。