一般社団法人 日本花き生産協会

【球根・切花部会】「ユリは日蘭の架け橋」横浜山手エリスマン邸で研修会を開催

当協会球根・切花部会は、6月3日14時から、横浜元町公園エリスマン邸内会議室で通常総会を開催し、今年度の活動計画等を承認しました。

続くリーダー研修会では、現在開催されている「花と器のハーモニー2019」(旧外国人居留地山手の丘に建つ7つの館を、トップフラワーアーティストや華道家による創作と、横浜にゆかりのあるテーブルウェアの装飾展示)の中で、ユリをテーマにした装飾が行われているエリスマン邸内を見学しました。エリスマン邸の装飾のコーディネータでありフラワーデザイナーである レン オークメード氏から作品を詳しく解説していただき鑑賞するとともに、品種により異なるバラエティに富んだ香りについての研究を行っている農研機構の大久保直美品質制御ユニット長から、香りの違いの科学的分析結果を解りやすく解説していただきました。

 

 

レン オークメイド氏のテーマは「ユリの架け橋」です。1859年の横浜開港当時、ユリの球根は、陶磁器(横濱ポーセリン)と並んで重要な輸出品目でした。現在は日本国内で栽培されるユリ球根の殆どはオランダからの輸入となっていますが、ユリはわが国の花産業に欠かせない存在となっており経済面・文化面で日蘭の架け橋となっています。

当日は、平日夕刻にも関わらず、多くの一般来場者がエリスマン邸を訪れ、ユリの色、形や香りなどを活かしたバラエティ豊かな装飾展示を楽しんでいました。

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